学びの糸を紡ぐ

自分なりになにかを身につけていく過程をまとめたり、記録しておきたい心情を残したり。

高野秀行『世界のシワに夢を見ろ!』を読んだ

どんな本?

  • amazonより

「世界のシワ」とは……世界の「辺境」のこと。先進国がアイロンのきいた清潔な所とすれば、その逆に「シワだらけ」の地域。早稲田大学探検部出身の著者は、そんなシワ地帯を偏愛し、若さにまかせ頭から突っ込んでいく。 初デートでは奥多摩の洞窟に突入、コンゴの密林でカロリーメイトに涙し、アマゾンで遭難しかけ、花のパリではマラリアとフランス人を相手に格闘……。 単行本未収録のエピソードを7篇追加、あまりのくだらなさに著者自ら「こんなバカな本は最後にしたい」と嘆く、爆笑探検エッセイ完全決定版ついに文庫で刊行!!

感想

  • 読んでいて思わず笑ってしまうショートエピソード集だった。とても読みやすくて読んでいる間は他のことを忘れられるので、今の自分にはちょうどよかった。
  • 高野さんのライフスタイルと自分を対比して捉えてみると、もっと後先考えずにワイルドに生きてもいいのではないか?という勇気がもらえる。
  • 気づいたらもう高野さんの本を13冊読んでいることに気づいた。今年の三月から読み始めているので、月2冊ペースで読み続けている。まだ読んでいない&既に家にある本が7冊くらいあるのでもうしばらくは楽しめそうだ。

from where?

  • 他の高野さんの本

to where?

  • 他の高野さんの本

角幡唯介『探検家とペネロペちゃん』を読んだ

どんな本?

  • amazonより

北極と日本を行ったり来たりする探検家のもとに誕生した、客観的に見て圧倒的にかわいい娘・ペネロペ。その存在によって探検家の世界は崩壊し、新たな世界が立ち上がった。なぜ、娘にかわいくなってもらいたいのか。なぜ、娘が生まれて以前より死ぬのが怖くなったのか。......娘を観察し、どこまでも深く考察していった、滑稽で純真で感動的な記録。

感想

  • 面白かった。表紙も良い。
  • 角幡さんのユーモアが全面に出ており、『極夜行』のようなシリアスな作品の対極のような作品だと思った。親バカっぷりと毒舌ありのユーモアで、読んでいてニヤニヤしてしまった。
  • 父親として子をどう捉えているか?というのは、細かい違いはあれど大同小異だなぁと感じた。子供がいる家庭を羨んでいる人はおそらく読まない方が精神的に良いと思った。子供への愛が遠慮なく全力で書かれているので。

from where?

  • 『極夜行前』を読んでユーモア要素多めの角幡さんの本が面白いとわかり、次はもっとユーモア多めのものはないかなと思って探していてらちょうどいい本が見つかったので読んでみることにした。

to where?

  • 他の角幡さんの本。

東畑開人『カウンセリングとは何か 変化するということ』を読んだ

どんな本?

  • amazonより

人生の変わる場所──。
カウンセリングが、いま社会へとひらかれる。臨床心理学の歴史に打ち立てられた、新たな金字塔。

■精神分析、ユング心理学、認知行動療法、家族療法、人間性心理学──
バラバラに乱立する心理学を俯瞰し、メタな原論が示される。
■身体を動かす、世界を動かす、からだを動かす、視点を動かす、心を揺らす──
カウンセリングは聞くだけじゃない。アクティブに5つの介入がなされる。
■いかに生き延びるか、いかに生きるか──
カウンセリングには二つのゴールがある。生活を守ることと、人生をちゃんと生きること。

「カウンセリングとは、近代の根源的なさみしさのなかで、人が可能な限り、正直に、率直に、ほんとうの話をすることを試み続ける場所である。」──「5章 カウンセリングとは何だったのか──終わりながら考える」より

感想

  • すごい本だ。読んでよかった。ミクロな話とマクロの話をうまく繋げながら説明してくれるのが良かった。ミクロな話(具体的なカウンセリングのケースに沿った話)では、読んでいて涙が出そうになったシーンもあった。
  • 自己、心、世界があり、自己と心の境界、心と世界の境界がある。この5つに対してそれぞれ介入のパターンがあるという整理はとても便利だ。わかりやすい。
  • "生き延びる(生存)ためのカウンセリング"と"生きる(実存)ためのカウンセリング"を明確に区別して、その違いによって認知行動療法や精神分析といった手法も変わるのだ・・・と、それぞれの学派の対立を昇華させる観点についても、なるほどなと思った。
  • インテーク面接(最初の面接)では、過去現在未来に目を向ける。p127あたりを自分がクライアントになった気分で読んでいたら、「俺は今この状況でどうなりたいのか自分でわかっていない気がする・・・」という事実に気づき、これは大きな発見だった。
  • 俺は絶対に心理職につきたい・・・!という気持ちがとても強くなった。
    • その後色々と調べて、やはり収入面がネックで今すぐには目指せないことを確認した。何回やっているのかわからない作業だが・・・。
    • とはいえこの衝動を行動に繋げたいので、まずは聖徳大学の資料請求をするか。

from where?

  • 臨床心理学、心理職(臨床心理士、公認心理士)に興味があって色々と本を読んでいるのだが、ちょうど最近話題の本としてこの本を書店で見つけ、読んでみることにした。

to where?

  • p47で紹介されていた、同じ著者の『野の医者は笑う』。

角幡唯介『極夜行前』を読んだ

どんな本?

  • amazonより

測を学び、犬を育て、海象に襲われた.
すべては『極夜行』のためだった。
第一回Yahoo!ニュース本屋大賞ノンフィクション本大賞、大佛次郎賞をW受賞した超話題作『極夜行』。その「エピソード1」といえる350日のすべて。

太陽の昇らない冬の北極を一匹の犬とともに旅をし、4か月ぶりに太陽を見るという誰も真似できない大冒険を描き、ノンフィクション界の話題をさらった『極夜行』。
この度を遂行するには3年の準備期間があった。何度も北極を訪れ、重ねた試行錯誤。これもまた、命懸けの探検だった。
この準備行がなければ極夜の探検は成功しなかったのかと思うと、
起こった全ての試練が命を繋いだともいえる。
『極夜行』と併せて読みたい。
文庫化にあたり、カヌーイストの山口将大さんの特別寄稿を収録。

感想

  • とても面白かった。
    • 『極夜行』と比べて、ユーモア5割増、思想・思索5割減という感じだと思った。
  • カヤッカーの山口さんと旅をしているところで、面白すぎて笑ってしまうところがちらほらあった。(p313, pp332~335あたりとか)
  • 『極夜行』を読んでそこそこ楽しめた人ならば、『極夜行前』も読んだ方が良い。
  • シオラパルクでの人間と犬の関係を読んで、過去に読んだ『聖なるズー』で提起されていた犬と人間の関係に対する一つのアンサーなのではないかと感じた。このような「対等さ」というものが存在するとは想像もしていなかった。以下、p163の引用

シオラパルクでは、人間は犬を使役して移動し、そこで狩りをすることで食料を確保できており、一方犬の方も橇をを引いて人間をある場所から別の場所に移動させることによって餌を与えられ、生きることができる。つまり人間は犬がいないと生きていけないし、犬もまた人間がいないと生きていけない。両者の関係はきわめて相互依存的であり、そこには生殺与奪の論理を超越した、荒野で生きていくために必要な目に見えない信頼が実現している。

from where?

  • 以下を読み、面白かったため。

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to where?

  • 他の角幡さんの本。

岩壁茂, 福島哲夫, 伊藤絵美『臨床心理学入門 -- 多様なアプローチを越境する』を読んだ

どんな本?

  • amazonより

常に更新され続けていく多彩な臨床心理学の世界がこの1冊に!
そのセラピーが基づいている理論とは?その理論はどのような人間観をもっているのか?今に生きる古典理論から現代に必要な知識・方法までをわかりやすくコンパクトにまとめた。異なるアプローチを比較しながら学べるつくりで,それぞれの特長と限界がわかる。

感想

  • スイスイ読めてわかりやすく、とてもよかった。安定の有斐閣アルマ。
  • p267に、セシル・パターソンの考える「効果的な臨床家の特徴」が14個並んでいるのだが、どれもしっくりくるもので、この道に進んでも良さそうだという気持ちになった。
  • 今後、本格的に学習をして知識を身につけていくのであれば、Obsidianなど使ってメモをしながら読むのが良さそうだなと感じた。体系的な学問には体系化できるメモが相性良さそう。

from where?

  • 臨床心理士を目指すのであれば、臨床心理学に立脚してクライアントと向き合うことになる。となると、臨床心理学のやり方(人との向き合い方など)が自分の性格やスタイルと全く違ったものであったら、臨床心理士は向いていないということになるだろう。まずは臨床心理学をざっくり解説してくれる本を読んでこの方向性が本当に正しいのか?を知りたいと思った。

to where?

  • より本格的な本として、下山『よくわかる臨床心理学』
  • よりカジュアルでカウンセリングにフォーカスを当てた本、東畑『カウンセリングとは何か』

角幡唯介『極夜行』を読んだ

どんな本?

  • amazonより

探検家にとっていまや、世界中どこを探しても”未知の空間“を見つけることは難しい。大学時代から、様々な未知の空間を追い求めて旅をしてきた角幡唯介は、この数年冬になると北極に出かけていた。そこには、極夜という暗闇に閉ざされた未知の空間があるからだ。極夜――「それは太陽が地平線の下に沈んで姿を見せない、長い、長い漆黒の夜である。そして、その漆黒の夜は場所によっては3カ月から4カ月、極端な場所では半年も続くところもある」(本文より)。彼は、そこに行って、太陽を見ない数カ月を過ごした時、自分が何を思い、どのように変化するのかを知りたかった。その行為はまだ誰も成し遂げていない”未知“の探検といってよかった。

感想

  • 壮絶だった。読んでよかった。
  • 『空白の五マイル』のツアンポー峡谷に次ぐ「勝負を懸けた旅」とのことだったが、作品としては色々な意味で『空白の五マイル』よりもずっと好きな本だった。
    • 著者の内面により深く迫っている。そもそもの旅の動機だったり苦境における葛藤だったりが丁寧に描写されている。
    • 妻の出産シーンから始まり、終盤にそのシーンと旅が繋がる。映画を見ているかのような演出を感じた。
    • 著者は常時シリアスな状況に晒されているのだが、一方でちょくちょくユーモアのある描写やエピソードが差し込まれ、その緩急に引き込まれる。
    • 脱システム論、犬と人間の原始的関係、かつての人間にとって星はどのようなものだったか、などかなり色々と著者のフィルターを通して生み出された思想のようなものがいくつも旅を通じて展開される。人生の中で色々なことを考えたり経験したりして積み重ねてきた人にしか生み出せない思想という感じがして、読んでいてたまらないものがあった。
  • 「ウヤミリック・・・!ウヤミリックーーー!!!」という感じで、読んでいてウヤミリック(犬)が好きになりすぎた。

from where?

  • 『空白の五マイル』を読んで、他のも読んでみたいと思い、著者の最高傑作とも言えるらしいこの本を読んでみることにした。

to where?

  • 『極夜行前』

石井暁『自衛隊の闇組織 秘密情報部隊「別班」の正体』を読んだ

どんな本?

  • amazonより

帝国陸軍から自衛隊に引き継がれた“負の遺伝子”とは? 日本が保持する「戦力」の最大タブーとは?――身分を偽装した自衛官が国内外でスパイ活動を行う、陸上自衛隊の非公然秘密情報部隊「別班」に迫った日本で唯一の書! 別班と三島由紀夫の接点、別班と米軍の関係、海外の展開先、偽装工作の手法、別班員になるための試験問題……災害派遣に象徴される自衛隊の“陽”とは正反対の“陰”の実体!

感想

  • 作者が命を危険に晒している自覚を持ちつつも取材を続け記事を公開させるに至るジャーナリスト魂がすごい。
    • 民間のいちサラリーマンである私個人としては、例えば特定秘密保護法が制定されそうだという状況下に置かれたとしても、実質的に自分とはほぼ関係がない世界で物事が動いている感覚を持ってしまう。もちろん自分なりに関心がある事象については調べて意見を持っておこう、などと思ったりはするが、それはあくまで世の中を理解するため(あるいは世の中を通じて自分を理解するため)であり、世の変革のためではない。しかし、このように志高くマスコミの社会部?政治部?あたりで勤務している人にとっては、自分のアクションと社会が直に接続されているとリアリティを持って感じられ、何か自分にできることはないかと(行動を起こすかどうかはともかく)思案するものなのかもしれない。この本を読み、第四の権力を有する者の矜持の一端を感じ取りプロ意識に敬服した。
  • 今井良『内閣情報調査室』とか有馬哲夫『児玉誉士夫 巨魁の昭和史』とか猪瀬直樹『昭和16年夏の敗戦』とか、知られざる日本の暗部!中枢!みたいなものを知れる本は個人的に好きなようだ。読んでいて面白い。陰謀論は好きなわけではないので、もちろん作者の経歴は注意深く調べて読むようにしているが・・・。
  • 一番好きな漫画『オメガトライブ』『オメガトライブキングダム』で出てきた「自衛隊秘密部隊」的なものが現実にあるというのが知れたのは良かった。

自分用メモ(時間がないので手元のメモをコピペしておく)

p19 ホームで最前列に立つな、は恐ろしすぎる。

p30 主な活動。工作活動など。

p31 予算がどこにどうついているのかについて真実は不明だが、潤沢に使うことはできることは確かだったようだ。p98も。

p48三島由紀夫と別班。

p73 強烈。

p75 これにつきるよなぁ。

p86 すご!

p128 陸自の特殊作戦群

p146

p150 ガード!

from where?

  • たまたまおすすめに出てきて、面白そうなので読んでみることにした。

to where?

  • 別班になるための教育がどんなものなのか気になった。
  • 陸軍中野学校の本も読みたい。

高野秀行『怪しいシンドバッド』を読んだ

どんな本?

  • amazonより

未知を求めて世界の辺境へ。懲りない冒険記。
コンゴに怪獣探しに。幻の幻覚剤を求めて南米に。インドでダマされ無一文に。「未知なるもの」を求め、懲りずに出かけては災難に遭うワセダ探検部出身・高野氏の傑作冒険記。(解説・大槻ケンヂ)

感想

  • コロンビアでヤヘイを体験しているところの描写がすごかった。これを読むために本書を買ったのだが、期待以上だった。読んでよかった。
  • そろそろ読まずにとっておいた『西南シルクロードは密林に消える』に手を出したくなってきた。

from where?

  • 他の高野さんの本が面白かったから。

to where?

  • 他の高野さんの本。『西南シルクロードは密林に消える』など。

上原善広『日本の路地を旅する』を読んだ

どんな本?

  • amazonより

中上健次はそこを「路地」と呼んだ。「路地」とは被差別部落のことである。自らの出身地である大阪・更池を出発点に、日本の「路地」を訪ね歩くその旅は、いつしか、少女に対して恥ずべき犯罪を犯して沖縄に流れていった実兄との幼き日の切ない思い出を確認する旅に。大宅壮一ノンフィクション賞受賞。

感想

  • 被差別部落というものについて、自分の人生ではこれまで全く関わった自覚がないので、過去や現在のことを知っておきたいと思っていた。そういう意味で、この本を読めてよかった。
  • 地域によってはまだ結婚の際に祖父母あたりからNoと言われるケースがあるようだが、今の若い世代はもはや過去の話だと考えている人が多い印象を持った。
  • 被差別部落民でない人にとっては気にしなくなってそれで終わりという感じかもしれないが、実際に被差別部落の家系の系譜にいる人にとっては重要な問題だろう。他人からどう見えるかというよりも、その事実とどう折り合いをつけて生きていくのか?という点で個人差はあれど多かれ少なかれ苦悩を抱え得るのだろうな、ということは想像できる。
  • 路地が云々とは関係なく、今の街や村の形は江戸時代の城下町などはるか昔から続いているんだということを具体的な街の描写とともに実感できるのが面白い。
  • 序盤はテーマや筆致の影響かかなり重い & 今や差別があまりなくなった地域で歴史を辿る話が多く、なかなか読むペースが進まなかった。第七章あたりからは急に殺人事件や著者の兄の過去の話などが出てきて、一気に引き込まれてグングン読み進められた。
  • 被差別部落の方々へインタビューをする旅をする中で、酒を飲みすぎてしまう/夜も眠れないというような描写があった。これは石井光太『物乞う仏陀』でも似たような記述があった。部外者の自分が踏み込んでいく申し訳なさやそれでも知りたいと思う気持ちとの葛藤、過酷な現実に対する自分の無力さなど、いろいろな感情に押しつぶされてしまいそうだと感じた。

from where?

  • 同じ作者の『一投に賭ける』が面白かったので読んでみることにした

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to where?

  • 日本の三大ドヤ街というのがあり、そのうちの一つが横浜市寿町らしい。横浜市民としてはその歴史も知っておきたいと思った。

高野秀行『移民の宴 日本に移り住んだ外国人の不思議な食生活』を読んだ

どんな本?

  • amazonより

日本に住む二百万を超える外国人たちは、日頃いったい何を食べているのか? 「誰も行かない所に行き、誰も書かない事を書く」がモットーの著者は、伝手をたどり食卓に潜入していく。ベリーダンサーのイラン人、南三陸町のフィリピン女性、盲目のスーダン人一家……。国内の「秘境」で著者が見たものとは?

感想

  • 面白かった。写真がたくさん載っているのが良い。
  • SNSではしばしば外国人を排斥するような排他的なポストがまわってくる。一部だけ切り取った写真を見て断罪するような物言いをされていることが多く、不愉快になることが多い。最近ではSNSを意図的に見ないようにしているが、ぼんやりSNSを見ていると知らず知らずのうちに毒されていってしまいそうで怖くなる。そんな中、人種や国籍を超えて一人ひとりと向き合って取材をしている高野さんの本を読むと心が洗われる。安心する。
  • あとがきの言葉が素晴らしい。これを読み、障害を障害として感じない社会にしていくことは健常者にとっても生きやすい世の中に繋がるはずだ、というような言葉を何かの本で読んだのを思い出した。自己犠牲により誰かを助けるのではなく、共に気持ちよく生きていきたい。

これから日本が外国の人たちにとって、もっともっと住みやすい国になることを祈って止まない。なぜなら、そういう国は明るく気さくであるはずで、日本人にとっても住みやすいはずだからだ。
それが今回、私が旅から得た最も強い確信の一つである。

  • 以下のような、日本にある外国人コミュニティのある場所は機会があればのぞいてみたいと思った。
    • 成田のワット・パクナム日本別院
    • 鶴見区のブラジルタウン
    • 西葛西のリトルインディア(スパイスマジックなどの料理店)
  • そういえば、勤務先のある亀戸駅周辺も、中国系の店・人がかなり多い。何か歴史的な理由があったりするのだろう。こういう身近なところから興味を持っていきたい。

from where?

  • 高野秀行さんの他の本

to where?

  • 高野秀行さんの他の本。家にある高野さんの未読本の残り冊数が減っていくともったいない気持ちになる。少しずつ読んでいく。

食事・筋トレとの向き合い方についてのスナップショット(2026年06月04日)

モチベーション(前回差分なし)

  • 人生において、思想と身体をcultivateし続けたい。

身長・体重・体脂肪

  • 身長178cm、体重69kg前後、体脂肪率20%前後。
  • 前回に比べて体重は1kg程度安定して下がっているが、体脂肪率はあまり変化がない。見た目的には筋肉が増えているように見えるし脂肪も減ってきているように見えるのだが・・・。基本的に毎日計測しているが、誤差が大きいしむしろモチベーションに悪影響なので測るのはたまにでもいいかもしれない。

基本的なスタンス(前回差分なし)

  • これなら今後何十年でも続けられそう、と思えるやり方を採用する。
  • 行為そのものが自己充足的でなければならない。人生は"いま"の連続なので。
  • 禁欲的なやり方は継続できない。必要かどうかよりも楽しいかどうかを重視する。効率はあまり気にしない。

食事(前回差分なし)

方針

  • タンパク質と炭水化物をメインにとり、脂質は控えめにする。
  • 一日のうち2食をある程度固定し、残りの1食は比較的自由にする(後述)。

食事パターン

    • プロテインと牛乳200ml(プロテインを牛乳で割ることもあるし、プロテインとは別に牛乳をカフェラテで飲みこともある)
食品 カロリー P(たんぱく質) F(脂質) C(炭水化物)
牛乳 200ml 134 kcal 6.6 g 7.6 g 9.6 g
プロテイン 1回分 100 kcal 20.0 g 1.5 g 3.0 g
合計 234 kcal 26.6 g 9.1 g 12.6 g
    • ご飯150、豆腐150g、生卵1つ、納豆2パック(90g)、一回使い切りのキムチ1パック、をどんぶりに盛って食べる(通称"粗食")。
食品 カロリー P F C
ご飯 150g 234 kcal 3.8 g 0.5 g 55.2 g
絹ごし豆腐 150g 84 kcal 7.4 g 4.5 g 2.8 g
生卵 1個 76 kcal 6.2 g 5.2 g 0.2 g
納豆 2パック(90g) 180 kcal 14.9 g 9.0 g 10.8 g
キムチ 1パック 20 kcal 1.0 g 0.2 g 4.0 g
合計 594 kcal 33.3 g 19.4 g 73.0 g
  • 筋トレ後 or 寝る前
    • プロテイン
食品 カロリー P F C
プロテイン 1回分 100 kcal 20.0 g 1.5 g 3.0 g
    • 妻が作ってくれる料理だったり、外食だったりを食べる。
  • 夕食以外の合計

以下の通り、夕食をあまり気にしなくてもなんとかなるようになっている。

カロリー P F C
朝(プロテイン+牛乳200ml) 234 kcal 26.6 g 9.1 g 12.6 g
昼(どんぶり) 594 kcal 33.3 g 19.4 g 73.0 g
筋トレ後 or 寝る前(プロテイン) 100 kcal 20.0 g 1.5 g 3.0 g
合計 928 kcal 79.9 g 30.0 g 88.6 g

制約(前回差分なし)

  • 間食は、日常的にはしない。
    • 最初のうちはクッキー食べたい〜となっていたが、食べないようになったら慣れた。食べるとむしろきまりが悪い。
  • たまに洋菓子など食べたいと思う時があるが、その時は以下のように考えて食べるかどうか決める。
    • 今ここで食べたいんだ!と強く思う時は喜んで食べる。特に「食べてみたい」という体験ベースの欲求のときは食べることが多い。
    • 「今ここで我慢して次回食べれるチャンスで食べる」ということを考えた時に、その方がワクワクするなら我慢する。「次回は食べるぞ!」と思う。
      • 結果的に4回我慢した後1回食べるというふうになれば、総量を20%に減らせることになる。
  • 外食や中食の時は、脂質が多すぎないものを選ぶ。
    • なんとなく、フライドポテトと清涼飲料水は完全に禁止している。一年くらい経ったら一度解禁し、美味しさのあまりに泣こうと思っている。

筋トレ

何を重視するか(前回差分なし)

  • まず体脂肪を減らすことを優先とし、その上でできることなら筋肉も増やしていくことを考えている。
  • 今は体脂肪率が20%前後なので、とりあえず15%前後くらいにしたい。なんとなく身体が十分引き締まったと感じたら、炭水化物をたくさん食べるなどするようになるかもしれない。

トレーニング内容

EMOM(Every Minute On the Minute)を導入した。かなり効いている感じがして良い。広背筋がしっかり筋肉痛になって驚いた。
おそらく今後もずっとEMOMで続けていけそう。負荷の調節がしやすくこれでどこまでもいけそうな予感。

  • プッシュアップ
    • 1分に10回で20分。8分目くらいまででフルプッシュアップが限界になって、膝突きにシフトすることが多い。
    • プッシュアップバーを使ったり使わなかったりしていい方法を模索中。
  • プルアップ
    • 1分に3回or4回で20分。1分3回だと10~11セットくらいで限界を迎えるので、その後はネガティブ懸垂を取り入れる。
    • かなりきつくて終盤無駄に力が入って首を痛めたことがあり、注意が必要。
    • パワーグリップしているが、頻繁に指の皮がやぶれる。

現在どれくらいできるか

  • フルプッシュアップ
    • 前回5/19:3分くらいのインターバルを設けて、20回 x 3。
    • 今回6/4:サクサクやるペースで、35回連続でできた。
    • 比較になってないが、できる回数は明らかに増えている。
  • クローズプッシュアップ
    • やってない
  • プルアップ
    • 前回5/19:連続7回
    • 今回6/4:連続10回
    • かなり増えた。

トレーニング頻度

  • 「プッシュアップの日→プルアップの日→休み→休み」の4日で1ループのサイクルで安定してきた。

プロテイン

  • ビーレジェンド3種を順番に飲んでいる。
    • キウイ風味+牛乳
    • マンゴー風味
    • ベリー風味

好きなプロテインについては以下参照。
プロテインの味、個人的な評価リスト - 学びの糸を紡ぐ

今後の展望(前回差分なし)

  • マッスルアップ、逆立ち腕立て伏せなど、個人的にワクワクする身体操作ができるようになれると嬉しい。
  • 他にも、耕した身体を使って、何かしら新たなチャレンジがしたい。技術要素の強いものが望ましい。
    • ボルダリング、パルクール、キックボクシング、etc...
    • 子供が二人とも小学生に上がる3年後くらいに何か始められると嬉しい。今は時間的な制約があって難しい。
    • それまでに身体的基盤を整えておこう。

その他所感など

  • 体脂肪率減らなすぎ。オーバーカロリーな日なんてほとんどないはずだし菓子とか清涼飲料水みたいなものは体内に入れていないのに、どういうこと?減れや。
  • 懸垂の最初の一回目でフワッと身体が軽く上がるようになった。あまりできる回数は増えていないが、この一回目の軽さで成長を強く感じられて嬉しかった。

高木徹『ドキュメント 戦争広告代理店〜情報操作とボスニア紛争』を読んだ

どんな本?

  • amazonより

「情報を制する国が勝つ」とはどういうことか――。世界中に衝撃を与え、セルビア非難に向かわせた「民族浄化」報道は、実はアメリカの凄腕PRマンの情報操作によるものだった。国際世論をつくり、誘導する情報戦の実態を圧倒的迫力で描き、講談社ノンフィクション賞・新潮ドキュメント賞をW受賞した傑作! (講談社文庫)

感想

  • とても面白かった。PR(Public Relations)という存在に対して倫理的には訝しむところはあるが、それ以上に読んでいて好奇心が満たされる。ワクワクしてしまう。
  • 情報をあらゆるところから仕入れ、人脈を駆使して適切なタイミングで適切な場所に情報を与えることで世界の主要意思決定者動かし、現実の紛争地域に物理的な影響は一切与えていないのにも関わらず、自分達の立場を有利に変えていってしまうのがすごい。
    • 誰にも気づかれないうちに世界が自分達の思い通りに動いていくのはどんな気持ちがするのだろう。
  • PRがビジネスとして成り立っていて多くの企業が鎬を削っていると考えると、このような土壌を持たない日本という国の世界的な立場の危うさを感じずにはいられない。
  • 内容とは関係ないのだが、この本はカバーを外して読んだ時の手触り感がとても良かった。本の背と表紙のつながる部分が微妙に丸みを帯びていて、気持ちがよい。手元の講談社文庫をいくつかちょっと触ってみたところ、少なくとも2022年以降の講談社文庫は手触りが良く、2015年のものはそうでもなかった。どこかのタイミングで変わったのだろうか?

from where?

  • 一番好きな漫画『オメガトライブキングダム』でPR(Public Relations)という概念は知っていたが、実際にはどういう動きによって仕事をこなしているのか知りたかったので、このような本を読んでみたいと思っていた。
  • ↓の本で紹介されていて、読んでみたいと思った。

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to where?

  • 高木徹『大仏破壊 ビンラディン、9・11へのプレリュード』も読んでみたい。

とみさわ昭仁『ゲームフリーク 遊びの世界標準を塗り替えるクリエイティブ集団』を読んだ

どんな本?

  • amazonより

世界中をとりこにした『ポケットモンスター』はこうして誕生した!!
知られざる『ポケットモンスター』開発秘話、
そのドキュメント描いた幻の名著、ここに待望の復刊!!

衝撃のデビュー作「クインティ」から10年。ついに「ポケモン」で世界的大ヒットを達成することになったクリエイティブ集団「ゲームフリーク」の創作の秘密が、いま初めて明かされる。

感想

  • 面白かった。ポケモンがどのように生まれたのかを知ることができて良かった。あと表紙が可愛い。
  • この時代の、限られたメモリでどう表現するか?を工夫で乗り越える話はちらほら目にするが、どれを読んでもワクワクする。この時代にゲームプログラマとして働きたかったなぁと思う。
  • 初代ポケモンの151匹のデザインが本当に好きなのだが、その後バリエーションが増えていくポケモンに対して杉森さんがどのようにポケモンらしさというものを考えて取捨選択していったのかは気になる。どこかで読めないだろうか。

from where?

  • たまたま目にして、興味深いのでそのまま購入した。

to where?

  • 特になし。

児玉真美『安楽死が合法の国で起こっていること』を読んだ

どんな本?

  • amazonより

日本にも、終末期の人や重度障害者への思いやりとして安楽死を合法化しようという声がある一方、医療費削減という目的を公言してはばからない政治家やインフルエンサーがいる。「死の自己決定権」が認められるとどうなるのか。「安楽死先進国」の実状をみれば、シミュレートできる。各国で安楽死者は増加の一途、拡大していく対象者像、合法化後に緩和される手続き要件、安楽死を「日常化」していく医療現場、安楽死を「偽装」する医師、「無益」として一方的に中止される生命維持……などに加え、世界的なコロナ禍で医師と家族が抱えた葛藤や日本の実状を紹介する。

感想

  • 尊厳死、医師幇助自殺、積極的安楽死という別々の概念に整理して安楽死を捉えられるようになったのは良かった。
  • 著者の主張はもっともだしこういうことを主張する人が世界には絶対に必要だとは思うのだが、理想を語るだけでは現実は変わらないのが難しいところだと感じた(この作者は理想を語るだけでなく色々アクションを起こしているので、この作者のことを言っているわけではない。あくまでこの本のスコープでの話)。そういう意味で、この本を読んでいる間、街頭デモを聞いているような感覚を覚えた。
  • 人(医療従事者の数や、そのメンタル)・モノ(医療設備、限られたベッド)・金(国が出せる医療費)に限りがある中でどこに線を引くか?という決断は必要になってしまうとは思うので、その辺りを論じたものを読んでみたいと思った。
    • この本を読み今の先進国各国の取り組みに危うさを感じたのは確かだが、そもそも前提として完璧な福祉というのは存在し得ない。石井光太『物乞う仏陀』を読んだ時、日本の福祉がいかに充実しているかを思い知らされた。もちろんだからといって今の日本は恵まれているのだから我慢しろなどとはいう気は微塵もないが、日本の福祉をここまで充実させてきた理念や思想に敬意を払い、敵対することなく前を向いていくのが正しい姿勢なのではないかと感じた。著者が障がい者とその家族の「なぜ」に医師が寄り添わなければならないと語ったのと同じように、医師の側の「なぜ」にも耳を傾けなければならないだろう。
  • 次は、安楽死というものを選択した本人が死までの間に考えたことや葛藤、その周辺の家族がどう思ったかといった極めてミクロな話にフォーカスして本を読んでみたいと思った。

その他内容に関してのメモ

  • p50 あたり。本当は生きたくて経済的な援助を2年間求め続けたのにそれが受け入れられず、諦めて「死ぬ権利」を申請したら迅速に認められてしまったケースについて書かれている。こうなると、国としては行政コストを下げるために自殺を許容しているようにしか見えない。社会による他殺という方が実態に近いのに、その社会自身が"自殺の「許可」を与えてあげている"という構造におぞましさを感じる。
  • p55

安楽死という問題解決策が存在することによって、その手前で模索され、尽くされるべき医療や福祉や支援の努力の必要に関係者も社会も目を向けなくなれば、安楽死は耐え難い苦しみを抱えた人への最後の救済手段ではなく、苦しんでいる人を社会から排除する安直な --- そして最も安価な --- 問題解決策となってしまう。

本当にその通りだと思う。これは、苦しんでいる本人にとっても一定言えることだと思う。死による"救済"のハードルが、自殺という社会から認められない行為から国からお墨付きをもらえる行為へと変化してしまうことで、明らかに下がってしまうだろう。

  • p63

ルコートが示唆するように、安楽死という選択肢があることが安心となって自殺者が減ると主張されることがあるが、ボウアによるとオランダの自殺者は2007年の1353人から2019年には1811人と34%近く増加している。死ぬことが問題解決の方法として社会に認知されてきたからではないかというボウアの推測は、ルコートの発言をそのまま陰画に転じたかようだ。

オランダの自殺者の増加がどれほど安楽死制度の影響かはここからは全く読み取れないものの、死のハードルを下げるという意味ではあり得る話だと感じた。

from where?

  • 自分の人生のラストの生き方について考えていく中で、安楽死というものについては知っておかなければと思っていた。ので、読むことにした。

to where?

  • 安楽死を選んだ人に関する極めてミクロな話がまとめられた本があれば読んでみたい。

宮田珠己『ときどき意味もなくずんずん歩く』を読んだ

どんな本?

  • amazonより

島を歩けば遭難寸前、カヌーに乗れば穴があき、宗教の勧誘を論破しようとして鼻であしらわれる。旅先でも、近所でも、ものぐさだけど前のめり。脱力感あふれる旅と日常を綴る爆笑エッセイ。

感想

  • エッセイを読んでいるとき、独自の考えを独自の理屈で力強く語られるとなるほどなぁと感心して(賛同できるかはさておき)好感を持って読み進められることが多い。この本は「XXはOOなのである。そういうものである」みたいな感じで理屈抜きで断定的に書いてあるところが多く、面白いこともあるのだがうーむとなることもあり、ちょっと自分好みではなかった。もちろんそういう物言いがユーモアとして成り立つのは承知の上で、ちょっとその偏狭さのノリが自分に合わなかったという感じかもしれない。(書かれたのが2000年代前半で、時代が変わったというのもある気がする。)
  • 特別な才能などなくても一定の時間とお金を熱心にかければその道で一番詳しい人になれる・・・と言えるような分野が意外とマイナー分野にはあるということを知れた気がする。こんなに自分の関心に愚直に行動してそれをお金に繋げて生きていけたら素晴らしいなと思った。が、誰にでもできることではない。

from where?

to where?

  • 特になし。