学びの糸を紡ぐ

自分なりになにかを身に着けていく過程をまとめたり、記録しておきたい心情を残したり。

2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

真木悠介『時間の比較社会学』を読んだ(2回目)

前回 longtime1116.hatenablog.com 所感 相変わらず良かった。特に序章と結章は何度読んでも良い。 第4章、二度目だがかなり難しい部分があってまだ十分に理解できたとは言えない。プルーストの引用の箇所、理解できないことが多い。 メモ p13 第一に、抽象…

柄谷行人『憲法の無意識』を読んだ

憲法の無意識 (岩波新書)作者:柄谷 行人岩波書店Amazon どんな本? 柄谷行人が憲法九条について書いた本。 感想 ふむふむという感じで読んだ。交換様式論もわかりやすく具体例ありで説明されていて、理解が深まって良かった。 憲法に関する基礎的な成り立ち…

小林正人『この星の絵の具 [中] ダーフハース通り52』を読んだ

この星の絵の具: 中 ダーフハース通り52 (中)作者:正人, 小林アートダイバーAmazon どんな本? 画家・小林正人による自伝小説。3部作の2作目。 感想 2作目もとても良かった。 光の捉え方、光に対する感性があまりにも自分と違いすぎて驚く。もっと自然に対し…

大澤真幸『不可能性の時代』を読んだ

不可能性の時代 (岩波新書)作者:大澤 真幸岩波書店Amazon どんな本? ↓amazonより 「現実から逃避」するのではなく、むしろ「現実へと逃避」する者たち―。彼らはいったい何を求めているのか。戦後の「理想の時代」から、七〇年代以降の「虚構の時代」を経て…