学びの糸を紡ぐ

自分なりになにかを身に着けていく過程をまとめたり、記録しておきたい心情を残したり。

ジョージ・オーウェル『1984』(ラダーシリーズ版)を読んだ

どんな本?

  • ラダーシリーズ版の1984
  • 31,000語

感想

  • ラダーシリーズということで、平易な単語を使った形に文章が書き換えられているようだった。
    • まさにこの『1984』という小説を、単語を平易に書き換えられたバージョンで楽しんでいる自分・・・という構図に情けなさを感じた。
      • もちろんラダーシリーズで文章が平易に書き換えられている理由は、作中でNewspeakが作られている理由とは異なるのだが・・・。
    • そういう意味でも、改めて原著で読みたいと感じた。
    • 日本語版に関しては、角川文庫版のカバー絵がルネ・マグリット『人の子』で、マグリット好きの自分としてはとてもグッとくる。
      • でも、マグリットオーウェルってどういう繋がりなのだろう?親交などあったのだろうか?
      • 調べてみても出てこずよくわからなかった。単に担当者的にあの絵の感じがしっくりきたから、みたいな感じだろうか。
  • そういえば、村上春樹の『1Q84』は、この『1984』をもじっているのだろうか?全く内容を覚えていないので、いつか読み返してみたい。

from where?

  • 本を読んでいるとしばしば『1984』の世界が例として紹介されていることがあり、興味を持っていた。
    • 特に、簡易な言語の使用を強いることで思考が制限された世界ってどのような感じになるのだろう?というあたりが気になっていた。

to where?

  • この本の原著、日本語版、映画版。