全力で取り組む、の2種類とは?
1. 可能な限り多くの時間をそれのために捧げて取り組む
- e.g. プロスポーツ選手、スタートアップ社長
- 何らかの成果を求めての、将来の目標のための全力。
- 「体力回復も仕事のうち」みたいに直接は関係ない行動をそれにつなげて考えるのもこっちに当てはまる。
- 多くの場合、客観的な成果を上げること、評価を受けることが目標として設定されている?
- 競争相手がいるからこそ多くの時間を注いで優位に立たなければならない
2. 限定された時間内で真剣に取り組む
- e.g. ボードゲーム、趣味のスポーツ、読書
- 将来ではなくその時間を充実したものにするための全力。
- 多くの場合、目標を達成することよりも主観的な充実感を得ることが重視される?
区別しないと何が良くない?
- この2つを区別できないと不健全な感情が発生しがち。
- e.g.
- プロとして全力を出すべき(出したい)なのにこんな遊びに時間を使っていていいのだろうか・・・土日も勉強すべきなんじゃないのか・・・
- ワークライフバランスなどけしからん!全力で働いておらん!
- 「ダラダラ働いても成果でないから時間決めて質高く働けば良い」とは建前上言うけど、本音では24時間仕事のこと考えているほうが成果自体は出るしそこまでやる人のほうがプロ意識が高いんじゃないの
- 大して労力かけているわけでもないのにこれを趣味なんていうのはおこがましいよな・・・(でも好きなことは事実なんだけどなぁ・・・)
- e.g.
思うところ
- 最近、仕事は全力でやらないと楽しめないから全力でやりたいな、と思った。そしてその“全力“が意味するのは後者だなぁ、とも思った。
- ↑の「不健全な感情」に対してNOを言える理屈を見つけられてよかった。
- 仕事上どっちのスタンスをとって働くのも自由だが、前者は間違っても人に強いるべきではない。
- 「別に前者だけが全力で働くということを意味するわけではないんだよ」というのはある種の人にとっては救済になるよなと思った。部下を持つものとしてはこの切り分け意識は重要だと思う。