学びの糸を紡ぐ

自分なりになにかを身に着けていく過程をまとめたり、記録しておきたい心情を残したり。

読書

ゲーテ『ファウスト悲劇第一部』(手塚富雄訳)を読んだ

ファウスト 悲劇第一部 (中公文庫)作者:ゲーテ中央公論新社Amazon どんな本? 省略 感想 難しい話だという印象だったが、そんな印象は持たずに読み進めることができた。 シンプルにストーリーを楽しみながら読んだ。 時代背景を考えた上での深い解釈とかはま…

木田元『反哲学入門』を読んだ

反哲学入門 (新潮文庫)作者:元, 木田新潮社Amazon 要約的なメモ ソクラテス以前の思想家たちは、万物が自然と捉えていた。 ソクラテス・プラトンからヘーゲルまで(ニーチェ以前まで)では、「超自然的思考」を実践してきた。 自然の一部に過ぎない人間が、…

戸田山和久『教養の書』を読んだ

教養の書 (単行本)作者:戸田山 和久筑摩書房Amazon どんな本? 教養とはなにか、教養を身につけるにあたって気をつけるべきものはなにか、教養を身につけるには具体的にどのような道をたどれば良いのか?を書いている本。 感じたこと 総評 とても良かった。…

戸田山和久『哲学入門』を読んだ

哲学入門 (ちくま新書)作者:戸田山 和久筑摩書房Amazon どんな本? 「ありそでなさそでやっぱりあるもの」、例えば意味、機能、目的、自由、道徳・・・。 それを唯物論的・発生的・自然主義的観点から考える本。哲学する営みを追体験する感じの本で、哲学の…

有馬哲夫『児玉誉士夫 巨魁の昭和史』を読んだ

児玉誉士夫 巨魁の昭和史 (文春新書)作者:有馬 哲夫文藝春秋Amazon児玉誉士夫とその周辺の動きを追うだけで戦後の政争の動きをだいたい把握できてしまうのは、それほどの影響力を持っていたということだろう。政争の知略戦がリアルで面白かった。 現代では安…

猪瀬直樹『昭和16年夏の敗戦』を読んだ

昭和16年夏の敗戦 (中公文庫)作者:直樹, 猪瀬中央公論新社Amazon戦争の始まるいきさつを、関わる人間の心理や状況を克明に描きながら書いており、引き込まれた。 なぜ負けるとわかっているような戦争が始まってしまったのかよくわかる。東条英機と天皇のやり…

読んだ本への★評価の基準

読んだ本にカテゴリで★をつけている。 ★1〜★5までに分けているが、どういう基準で分けているかをここにまとめておく。 ★★★★★ これを読む前と後で世界が変わった、人生が変わったと思えるような本。 今まで自分が前提としていた価値観、物の見方が覆されるよ…